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Archive for the ‘Diary’ Category

福岡市Z邸・引渡し

日曜日, 12月 11th, 2016
引渡し当日

引渡し当日

しばらく現場にかかりきりになっているうちに、とうとう引渡しの日になってしまいました。先週には完了検査をはじめ各種の検査を終え、オープンハウスや竣工写真の撮影といった行事の合い間に、最終的な補修・修正工事をお願いし、無事に昨日お施主さまへと引渡しを行なうことができました。これからもメンテナンス等でお付き合いはさせていただきますが、実際にいざ手から離れるとなると、子どもが独り立ちするときのような(?)すこしの淋しさも覚えます。今にして思うと、早かったような、長かったような不思議な感じですが、建物の建設に関わってくださった工事関係者のみなさま、無理な注文に辛抱強くつきあっていただきほんとうにありがとうございました。これから、この家を舞台として、お施主さんのご家族みなさんが楽しく暮らしていかれることを願っています。


遊具づくり

月曜日, 11月 14th, 2016
でき上がったばかりの遊具

でき上がったばかりの遊具

子どもが通っている幼稚園の裏山の森の中に、平均台を組み合わせたような遊具をつくりました。現地でのデザインの確認からはじまり、2ヶ月弱の間で丸太の手配、ボルト・ナットなどの金物や工具などを用意し、先週の土曜日に校長先生、教頭先生をはじめ、総勢15名のお父さん方と終日かけて作業を行ないました。木々の間を縫うように子どもたちが行ったり来たりできたり、森の斜面を利用して上ったり下ったり、あるいはぐるぐるとエンドレスに回れるようにと工夫したので、素人が行なう作業としては施工的にすこし難しいところもありましたが、お父さんたちのいろいろな得意技能も垣間見れ、まぁまぁの出来栄えに仕上がったのでないかと思っています。参加されたみなさま、ほんとうにお疲れさまでした。今日はすこしだけ筋肉がこわっています。


小浜温泉で一日。

火曜日, 10月 4th, 2016
雲仙・普賢岳と(旧)大野木場小学校

雲仙・普賢岳と(旧)大野木場小学校

先週の初めに、非常勤講師でお世話になっている福岡デザイン専門学校の生徒たちと、小浜の刈水庵へ城谷耕生さんを訪ね、1週間のワークショップにほんの最初だけ参加。生徒たちが初日のレクチャーを受けている間に、同行していた常勤の先生と雲仙まで足を延ばし、25年前の普賢岳の噴火と火砕流の現場を見学しました。「もう、あの災害からそんなに経ったの…。」という時間の流れの速さを思う一方で、現場ではいまだに砂防ダムの建設が進められており、当時の出来事はいまだに日常生活の中で続いているんだなと感じます。福岡に戻ってきた9/27は御嶽山の噴火からちょうど2年にあたるとのこと、あらためて自然と人間、建築との関わり方について考えさせられました。


登録文化財

日曜日, 12月 14th, 2014

“100枚のてぬぐい展”

“100枚のてぬぐい展”

大名のイベントスペース「松楠居」で、“100枚のてぬぐい展”が開催されています。この松楠居を含めた「旧松村家住宅」および「ジョーキュウ醤油」の建造物群が、先月11月に国の登録有形文化財として登録されました。建物がいったん解体・撤去されてしまうと、「ここには何が建ってたっけ?」と思うこともしばしば。建物を含めた街の景観を、物理的な都市の記憶としてとどめておけないかとスタートした松楠居の改修プロジェクトでしたが、ようやく制度的にも軌道が敷かれてきたような気がします。昭和11年に建てられた住宅を、75年後の平成の時代にイベントスペースへと改修したのですが、まだまだリレーの第2走者が走り出したに過ぎません。この後も第3走者、第4走者の世代へとバトンがうまく渡ってゆくように、この建物と景観を活用してゆきたいものです。年明けには離れの改修工事も予定されており、しばらくは“残しながら、使い続ける”ということと向き合うことになりそうです。


直島-豊島への旅

水曜日, 4月 2nd, 2014

心臓音のアーカイブ

心臓音のアーカイブ

タイから来日したベルラーヘ時代の友人に合流し、2泊3日で直島と豊島へ。その特別な場につくられた空間+アートにじっくりと向き合った地中美術館、雄大で豊かな自然のなかで人間の生命や人生について思いを巡らせた“心臓音のアーカイブ”。そして何といっても、西沢立衛さんの建築と内藤礼さんのアートワークが一体となり、太陽の光の微妙な変化、風のざわめきや空気の流れ、鑑賞者の動きとそれに伴って移ろっていく切り取られた眺め、人間や鳥が発する音の反響、永遠に動き続ける水の流れなどを、不思議な昂揚感とともに体験させてくれた豊島美術館。CGのイメージパースがそのまま眼の前に広がっているようでもあり、まるで自分がフォトレタッチされた人間になってイメージパースに参加しているような気分をはじめて味わいました。宿の受付の人が「直島は北の産業エリア、中央の文教エリア、南の観光エリアに分かれていて、各エリアの行き来というものはほとんどないんですよ。」と言っているのを聞きながら、この島には混じり合うことのない幾層かのレイヤーがあって、それがこの島独特の観光ずれしていない雰囲気というか空気感をつくっているのかな、と何とも言えない魅力と奥深さを感じた旅でした。


松楠居の欄間に隠された秘話

火曜日, 3月 11th, 2014

松楠居の欄間の写真

松楠居の欄間

グラフィックデザイナー先崎哲進氏との共同作業による欄間。スチールのフラットバーを曲げて、流れるような松の造形を表現しています。フラットバーは塗装をまったくかけていないので、徐々に徐々に錆が発生していき、そのうち今とは違った表情を見せてくれるはず・・。気の遠くなるような話なのですが、時間はどのようなデザインを見せてくれるでしょうか、楽しみです。


建築基準法についての考え

水曜日, 3月 5th, 2014
建築基準法について

建築基準法について

建築物を企画・設計し、建設して実際に利用者が建築物を使用する場合には、建築基準法のほかに、建築物への消防活動と連携するための消防法、建築物が連なった街区や広域な見地から連携する都市計画法、自然の地形を切り土や盛り土で造成することで宅地化する際に連携する宅地造成等規制法、代表的な都市インフラと連携する水道法や下水道法、建築物の利用によって排水される汚水と連携する浄化槽法、建築物を利用する上で弱者救済と連携するバリアフリー法、建築物を利用する上で建築材料の品質を一定の基準内に定めるための品確法、地震国の日本において耐震性を維持するための耐震改修促進法、建築物を設計する際に求められる職能の規定する建築士法、建築物を施工する事業所の業態を規定する建設業法などのさまざまな建築関連法規の規制を受ける。
建築基準法はそれらと密接な関連性を持ちながら機能する法律である。建設する地域の特殊性に応じて文化財保護法・行政手続法・景観法などとも関連する。